ビターチョコ



差し出したそれを俺は受け取った。



「ありがとう…。」


「あの、それで私…。」



和泉はそれほど小さくはないが、俺の身長が高い為、見上げるときに少し上目使いになるのが可愛かった。


しかもちょっと潤んでるし。



「拓斗のこと好き。」



もう予想はついていたとは言え、やっぱり嬉しいものだ。


好きな子と同じ気持ちになったのだから。



でもやっぱり信じられない自分がいる。


これは夢か?




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