i miss you…。:*
『おけぇーおけぇー』
すごく棒読みだがそれだけ
自信があるんだろう
私は、リリちゃんを選択する
『コイツまりあに似てるね!』
"クールな顔がソソるわ"
なんてボヤいてる想司君をシカトして
ゲームに集中する
『俺が勝ったら、まりあ何くれんの?』
何でもいいよ別に
それより喋りかけてこないで欲しい
気を取られてしまうから
『あっ!!』
私は隣を見る
ニヤニヤしながら想司君がこちらを見ていた
『大人気ないなぁー』
少しムカツイてクッションを投げつける
『ちょっバカ!』
避けようとして想司君がソファーから落ちる
その間抜けな姿が笑えて
声を押し殺し肩で笑ってしまった