i miss you…。:*



クラスを見渡すと拓斗の姿が見当たらない


少し寂しい気持ちになると


机に突っ伏して想司君のことを考える


今頃何してるのかな、寝てるのかな?


私はちゃんと学校来たからね


居心地が悪いけど昼までは頑張ろ


コトンッ


金属のぶつかる音が聞こえる


顔を少しずらし目線を動かす


そこには缶コーヒが置かれていた


それを手にして拓斗にお礼を言う



『眠いか?』



開いてる隣の席から


椅子を持ってくると少し近づけて座る


心配をかけないように少し頷いてみせる



『俺も眠いから昼に帰ろうぜ』



私と同じコト考えてるよ


気を使わせたかなー?






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