i miss you…。:*
あっ、この歌... 知ってる
私もリズムをとりながら口ずさむ
『僕らが生まれる、なん前年も前から~』
楽しそうに歌う拓斗と目が合えば
顎でマイクを指しながら来いと合図する
私は少し躊躇したが拓斗に近寄り
拓斗のリズムにあわせて一緒に歌う
『変わってくもの、変わらないもの』
『もがきながらも自分らしさを』
『今も過ぎてく一瞬一秒』
『心のままにあるべきようにあーれ!』
サビに入ると、黒髪ツンツン君も
一緒になって歌った
流石の優等生な彼女は歌いはしなかったが
キラキラした目で拓斗を見つめていた
あとで先生に怒られるとか
恥ずかしいとかは不思議と考えなかった
歌ってるときに思ったのは
"楽しい"ただそれだけだった