i miss you…。:*
ロッカーに荷物を入れて鍵を掛け
鏡の前の椅子に腰を掛け
化粧直しをする
バンッッ!
『あんたNo.1だからって』
『ちょーしのんなょ!!』
声を荒げながら
No.2の「花蓮」かれんが怒鳴ってきた
うるさいし香水臭い
花蓮は私より5つ上だ
私が入る前はこの人が看板だった
それなのに一番年下の私に
No.1の座を獲られたんだもん
怒るのもしょうがないよね
鏡越しに花蓮を見つめる
時間の無駄だね、すぐに視線を戻し
ファンデーションを丁寧に塗り直す