i miss you…。:*
口紅も塗り直しとかなきゃな
化粧ポーチの中から濃いピンクの
口紅を取り出し鏡を見る
その時、鏡に水が流れた
幸いドレスとポーチは濡れてない
短くため息をつき後ろを振り返る
少しドヤ顔の花蓮が
空のコップを持って立っていた
私はそんな花蓮に笑ってみせた
『可哀想な人ね、花蓮は』
実力で上り詰めた
もちろん枕営業なんてしてない
体は売らない、私のルールだ
プライドが許さない
もちろん、コネなんか使ってないし
この容姿を活用して
上手いこと客を持ち上げてスキルを磨き
ここまで上り詰めた