i miss you…。:*



あれはたしか


肌寒い10月だった


薄い上着が手放せなくて





出会いは本当に突然で


あたしに考えさせる余裕もなく




"君は私を虜にしたんだ"




君と目があって喰われるって思った


冗談とかじゃなくて


殺されるかもって思った


少し濁った目に呑み込まれる




怖いのに目が逸らせなかったのは




君の瞳がやけに寂しそうで




今にも泣きそうだったから







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