二人の兄に激甘警報発令中!
「ああ、俺もうどうしよう。」
と呟いた時、母さんの声が聞こえた。
「彩羽ー!稜也ー!響也ー!ごーはーんー!」
無駄にデカい声だ。
彩羽はさっき……夕飯食えるのか?
俺は胸の燻りが拭えないまま、リビングへ向かった。
リビングに向かう途中も頭に映るのは彩羽の事。
俺、ついに終わったな。
やばいな。
響也、彩羽、俺。
俺が予想している結果になるか、
このまま自然に兄妹になるか。
結果は……。
彩羽次第……。
いつの間にかついたリビングにはすでに母さん父さん、響也が居た。
彩羽は……居ないか。
その時
「彩羽は貧血で少し寝ている。だから心配するな。」
と俺を見て響也が言った。