二人の兄に激甘警報発令中!


静寂な夜。


静かすぎる気まずい空気。


俺をさらに乱す。



動揺?


するわけないじゃん。


俺達兄妹だし。






って頭では分かってるのにな。






響也が彩羽に向けている視線。



あれは妹への



愛だよな?



女としての






ではないよな?




俺と響也は似ていない。




でもこんな所は似てしまったんだな。




阿呆だな、お互い。



俺は俯き、その場に立ちつくした。


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