二人の兄に激甘警報発令中!


ガチャ


冷たいドアノブを勢い良く回した。


「あ、彩羽ちゃん!」


琴音さんが私の方へ来た。


「響也から聞いたけど、また貧血になったの!?気をつけなきゃダメじゃあな~い」


琴音さんは私の手を握って心配そうに私を見る。


あ、この表情稜也さんに似てる!


「フフッ。琴音さん、その表情稜也さんにそっくり。」


私は笑いながら言った。。

その時稜也さんが水を零した。


「「あ!」」


稜也さんと琴音さんの声がハモる。

私は大笑い。


幸せな風景だな。


琴音さんは走って雑巾とりに行った。


稜也さんは近くの布巾でふいている。


私も琴音さんを追いかけて雑巾をとりにいった。


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