二人の兄に激甘警報発令中!

稜也さんが後ろから私の頭に手を置いた。


「ん!?」


私は思わずそう言葉をこぼしてしまった。


それを聞いていた琴音さんは「フフフ!私はお邪魔ね!」


と言って食器を持ってどこかへ行ってしまった。


その時、目の前の響也さんが




かすかにキスの時の表情で笑った気がする。




私は琴音さんの事を思い出し、身体を前に戻して朝食を食べた。


その時、



「俺と行こうよ。彩羽。」



そう、稜也さんが私の右腕を引きながら言う。


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