二人の兄に激甘警報発令中!
「じゃあ早く帰りますね!」
「はーい!」
電話を切り、私は携帯をジーンズのポケットに入れた。
分厚いメガネが重たくて鼻が痛い。
学校でも外に出る時もしていなきゃいけない。
理由は雅也さん…。
中学校に入る時
『彩羽!その恰好で学校行っちゃダメ!』
『え!?何で!?』
私の恰好は膝までのロングスカートに一つ結び。
何がおかしいんだろうと不思議だった。
そしたら雅也さんは
『この眼鏡と三つ編みにひざ下のスカートだったらいいよ!』
と言ってきた。
『え!?何で!?』
と私は雅也さんを見た。
そしたら
『彩羽は可愛すぎるからダメなんだ!』
と言った。
勿論私は目が点。
え?何を言ってるの?
みたいな顔で雅也さんを見た。
『ありえないよ。』
私は笑いながら雅也さんを見上げた。
雅也さんは『あ~もう!』と言った。
『分かった。じゃあハリーポ○ターの小説全巻買ってあげるから、これにしな!』