二人の兄に激甘警報発令中!
『本当に?』
私は雅也さんを見上げた。
『ほ、本当だ!』
なぜか照れている雅也さん。
風邪?
なんだろう
それよりも、小説!!!
嬉しい!
『分かった!これする!』
それから私の変装生活は始まった。
学校では
「地味女」
と散々呼ばれ、友達なんか出来るわけも無く…。
孤独って言えば孤独なスクールライフだったけど、全然嫌じゃなかった。
だって家では変装しないんでいいんだし、所詮学校は勉強する場所。
利用すればいいところ。
そう思っていたからだ。
実は黒崎家、日本でも有名な経営会社の社長の家系なのだ。
雅也さんは現社長。