二人の兄に激甘警報発令中!

「行ってらっしゃい!」


私を優しく見守りながら送り出してくれた。


左腕に付けている腕時計の針は10時10分を指していた。


ヤバい。


私は廊下を走った。


いけないことかもしれないが、急がなくちゃ。


玄関で急いでヒールを履いた。


鳴れない靴のせいか、走るのに一苦労だ。


外は太陽が熱を放つ。


肌が熱くなるのを感じる。


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