二人の兄に激甘警報発令中!

母さんは俺の事を軽く睨み、眼鏡をへし折ろうとしていた。


俺は母さんが手をかけた眼鏡を取ろうとしたが、母さんの小柄な身体が横ぎった。


見事によけられた。


「いつコンタクトや眼鏡を買ったのよ…。」


そう小さく母さんは呟き、俺を睨む。


その眼鏡は視力の事も勿論あるが、女除けもある。


煩わしい奴が厄介な事を引き起こす事もある。


俺は面倒なのが苦手だ。


俺はそんな事を考えている時、



バキッ




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