二人の兄に激甘警報発令中!
「よしッ!じゃあ朝ごはん食べるよ。」
俺はそう言って彩羽を勢いよく身体から離した。
彩羽の事よりも自分がどうにかなりそうで。
久し振りだ、こんな感覚。
溺れてる?
認めてない?
認めることも勉強?
怖い。
また俺から離れていくと思うと。
彩羽、お前だけは傍に居てくれ。
俺は廊下にあった花を見据えながら心の中で訴えた。
『愛してるわ。響也。』
この声をかき消すように。
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