二人の兄に激甘警報発令中!

私は中学生の時に雅也さんとの地獄の約束のせいで外出時に自由な服装が出来なかった。


しかし、それは高校になっても変わらなかった。


高校入学の時、


『自由服なんだから私服が良い!』


『ダーメ』


『なんでよ……』


『じゃあ放課後だけね』


と言われた。


なんとなく雅也さんは束縛みたいなのが激しい。


よく琴音さんは雅也さんを選んだな、と思う。


私は左手首にある時計を見つめる。



「やばっ!もう時間!」


きっちりした制服におさげ。


やっぱりこのスタイルは私に定着してしまっているらしい。


何故か安心できると言う事は、心の中に閉まっておこう。



< 263 / 265 >

この作品をシェア

pagetop