二人の兄に激甘警報発令中!

私は未だに扉を見つめたままだった。


腰が抜けたような感覚が足をマヒさせる。


私は扉から目をはなし、膝の上に置いている自分の手を見つめた。


左の耳から聞こえる心音。


これは誰の?落ち着く音。


トクントクン。


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