二人の兄に激甘警報発令中!

ファーストキスだったのに。


キスと信じたくないのに。


これはキスじゃないって思いたいのに。


胸が、気持ちが、唇が、これはキスだと物語る。

『響也』という人は、私の両腕を離し、私の左手首を掴んだ。


私は掴まれた瞬間に目を開けた。

顔を正面に戻したら鼻先がくっついてしまう距離に居た。


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