二人の兄に激甘警報発令中!

勇気を振り絞るように、私は小さく声を出した。


「私達は兄妹です…。こんなこと止めてください。」


私はそう言い、うつむいた。

今の私には勇気を振り絞ったという言葉が似合うだろう。


心は冷静でも、頭は今にでもパンクしそうなくらいだ。




すると私の腰を支えていた響也さんの左手が私の右手首を掴んだ。



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