二人の兄に激甘警報発令中!
*複雑な形
響也side
俺は思わず彩羽が寝ているベッドの上に居た。
彩羽は飛び起き、大きな瞳で俺を一瞬見据えた瞬間に
塞がる俺達の唇。
俺は目を閉じ、そっと空気を含ませながら行うキス。
彩羽の乾いた唇が徐々に熱を帯びてくる。
俺の胸がざわつく。
彩羽の身体は硬直。
「ちょっと…ん…やめ…。」
やっと口を開いた。
出てきた言葉がやらしく部屋に響く。