二人の兄に激甘警報発令中!
チャプン。
波紋して行く水面。
私は遠慮なく足を入れて身体を温めた。
私は全く痛くもかゆくもなく、本当にしたのか?と思うほど、いつも通りの私だった。
意識を手放す前に、妖しく笑う響也さんの顔に何故かドキドキして。
私は男の人としゃべる事がめったに無いから、男性が苦手。
心理が掴めないし、読めない。
「アッ……。」
暑い…。
のぼせそう。
夏は苦手。
貧血持ちの私はすぐ意識が朦朧とする。
お風呂から出ようと思っても足が動かない。
「どうしよう……。」
汗が頬を伝って顎から落ちる。
ピチャ。
夏にお風呂入るからいけないんだな。
琴音さんはめったに私の部屋に来ない。
雅也さんはたまに来るけど。