時計じかけの恋



「斗真…」

「ん?」

あぁ、あたしこの顔好きだ。

振り向きながら顔を傾けてる斗真。

「あたしのこと、気にしなくて良いよ。変に気遣われる方が辛い」

そう言うと斗真は眉間に皺を寄せ、顔を歪ませた。

「斗真?あたしは、斗真にそんな顔がさせたくて告白したわけじゃないんだよ?」

だから、そんな顔しないで…

「………分かった、ごめんな?これからは今まで通りする」

「うん、ありがとう」



_
< 3 / 50 >

この作品をシェア

pagetop