時計じかけの恋



「…ごめんね」

「えっ…?」

「いや、あの…勝手にいじけちゃってさ。何か癖っていうか何ていうか…」

そう、あたしは斗真に構ってほしくていつも事あるごとにいじけてみせた。

いじければ斗真は優しくしてくれるし、大好きなチョコくれるし。

チョコを貰えるのはあたしだけなんだって優越感に浸れたから…



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