時計じかけの恋



「…み…ん。…みちゃん!真美ちゃん!」

「へ?」

おっと、変な声が出ちゃった。

「真美ちゃん、ちょっとこっち来て」

「う、うん…」

突然のことにびっくりしつつ斗真に顔を向けると俺は先教室行ってると言われた。



「えと…洸太くん?どこ向かってるの?」

洸太くんに手を引かれて歩いてるけど、一体どこに向かってるんだか…

「ここだよ」

着いた場所は中庭。

近くにあったベンチに座るよう促されて言われた通り座る。

そして、あたしの隣に座る洸太くん。

中庭で。

それも座って。

何をするというのだろう?



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