意地悪上司は仔猫好き





いたたまれず私の瞳に涙が浮かんできた。





いきなりアゴを持たれて顔を上げさせられた。





「…やっぱ、泣いてる。」




何だか嬉しそうな櫂理さんは私の涙にキスをした。




何のためらいもなくされたその行為に私の体が一斉に警報を鳴らした。




…これ以上、この人の傍にいたら本当に…食べられる…ッ。



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