意地悪上司は仔猫好き





驚いて固まっている私に



「…ガマン、できねぇ。彩音、煽りすぎ。」





わ…私、煽ってなんか…ッ。




私は必死に首を振る。




その時、



「あ~ぁ…。彩音が俺にイジられて泣いてるのがこんなにゾクゾクするなんて相当、重症かもな。」



ボソリと嬉しそうに言う櫂理さんの声が私の耳に優しく届いた。




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