意地悪上司は仔猫好き





行こうとした俺を



「待ちなさい、櫂理。」





叔母は引き止めて





「あんな子、ただの財産目当てよ。全て私の方が勝ってる。だからこそ櫂理は私と一緒になるべきよ。そうしたら姉さんも櫂理も必ず幸せになれるんだから。」





…何だ、この自信。




俺は我慢の限界だった。





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