意地悪上司は仔猫好き






俺は人混みをかき分けながら時桃の言葉を思い出す。




…「彩音はたぶん2駅先の駅にいます。明日、鷹栖さんと行きたいって言ってましたから。」






…何で俺はこんなに必死なんだ?




誰かに…特に女に執着するなんてあり得なかったのに…。




俺はフッと笑う。




この恋にハマってんのは彩音よりも俺の方だったみたいだな…。




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