意地悪上司は仔猫好き
着替えとおつまみの支度を大急ぎでして明歩ちゃんのウチへ。
ドアを開けると
「彩音、遅いッ!?」
怒られたッ!?
「ご…ごめんなさい。」
「よし、座れ。」
机の上に持ってきたおつまみを置きながら
「明歩ちゃん、服変えないとスーツシワになっちゃうよ?」
「はぁ~い。」
酔っ払い明歩ちゃんは突然しおらしく頷いてルームウェアに着替えてまた飲み出す。
脱ぎっぱなしの明歩ちゃんのスーツをハンガーにかけて私も座る。
明歩ちゃんはいつの間にか4本目のカクテルを飲んでいた。
…早ッ!?
驚いてる私に
「彩音、明日兄貴の美容院行くからね。忘れ…なぃ…で…よ…。」
「…寝ちゃった…。」
明歩ちゃんはすっかり眠ってしまっていた。
私は明歩ちゃんに布団をかけて片付けを始めた。