意地悪上司は仔猫好き
2.イメチェンは始まり
──翌朝、朝食の準備をしているとチャイムが鳴った。
「…はい。」
「彩音、おはよ~ッ。」
「あ…明歩ちゃんッ?!い…今、開けるね。」
明歩ちゃん、朝からテンション高ッ!?
私は慌てて部屋のドアを開けて明歩ちゃんを入れた。
明歩ちゃんは部屋に入ると
「めっちゃキレイで可愛い部屋~。…じゃなくってッ。」
明歩ちゃんはくるっとこっちを向くと土下座をした。