意地悪上司は仔猫好き
平田さんもその1人なのか目をハートにしている。
すると
「後輩の仕事横取りしてもあんたじゃ代わりになんねぇの解ってるか?」
切れ長の冷ややかな瞳が平田さんを見る。
平田さんは一瞬、怯んだが、
「そ…そんな事、やってみないと分からないのに他社の方が口出ししないで下さいよ。ね、穂浪さん。」
そ…そこッ、穂浪さんに振るトコですかッ?!
驚く私の前で穂浪さんは平田さんに優しく笑って
「カイは見る目あるよ。…特に仕事出来るかどうかね。」