意地悪上司は仔猫好き





鷹栖さんに笑われた気がしたが、急いで穂波さんに携帯を返した。





耳…熱い…。




鷹栖さんの声の余韻に浸りつつ、両手で熱い頬を覆うとそっとため息を漏らす。






穂波さんはまだ通話中のようだった。





私…鷹栖さんの部下になるんだ…。




私はまだドキドキしている事に気づく。




…この感じ…イヤじゃない…。




自然と頬がゆるんだ。



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