意地悪上司は仔猫好き
か…櫂理さんが触れた所…熱い…。
私は俯いて触れた手をもう片方の手で握りしめた。
すると
「…お前、何した…?」
櫂理さんの低い声に私はただならぬ気配を感じ、顔を上げられずにいると
ポン…ッと突然、肩を掴まれて私はビクリと身を縮めた。
か…肩が灼けそうなくらい熱いのは私がこの手に弱いからでしょうか…?
私は不安と焦りを募らせながらゆっくりと櫂理さんを見上げるのだった。
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