意地悪上司は仔猫好き





「へ…ッ?!」




彩音の驚く声が微かにした後、俺は体を屈めて彩音の耳元に近づくと



「…よくやったな、彩音。」




自分でも驚くほど優しい声が出た。




それも含めて全てが俺からは想像できない動きだった。





…たまにはこんなのもいいか…。




胸がどこか熱くなる。



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