意地悪上司は仔猫好き




目ッ…目が合っただけじゃんッ。



私ッ、動揺しすぎッ。




も…もう、何やってるんだろう…。






真っ赤になって仕事したり悩んでしょげたりする彩音を見て櫂理が肩を震わせてるとは知らず、彩音は猛烈にデータを打ち込んでいた。





その様子の櫂理に和寿が気づくとすかさず




「カイ、何笑ってんだよ。」





ニヤニヤした和寿が小声で櫂理に聞く。




「ククッ…ちょっとな…。」





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