バレンタインデーだから
ようやく髪の毛に付いていたカラフルな色が全て無くなり、ケータイを開いて時刻を見る。
17:20を表示していた。
浅野さんからの連絡が珍しく遅い。
何かあったのかと不安になる。
電話をしてみようかと思い、アドレス帳の画面に移ったとき、大きな音で着信音が鳴った。
きっとワンコールもしてないだろう、素早く通話ボタンを押した。
「浅野さん!?だ、大丈夫ですか?事故とか怪我とかしてないですよね」
「ごめん、遅くなったね。急いで行くから。30分になったら外に出てくれる?」
「はい」
電話じゃ少し違ったけど。
浅野さんのハスキーな声が好き。
17:20を表示していた。
浅野さんからの連絡が珍しく遅い。
何かあったのかと不安になる。
電話をしてみようかと思い、アドレス帳の画面に移ったとき、大きな音で着信音が鳴った。
きっとワンコールもしてないだろう、素早く通話ボタンを押した。
「浅野さん!?だ、大丈夫ですか?事故とか怪我とかしてないですよね」
「ごめん、遅くなったね。急いで行くから。30分になったら外に出てくれる?」
「はい」
電話じゃ少し違ったけど。
浅野さんのハスキーな声が好き。