ハッピーバレンタイン!!
「んで、緋奈ちゃんどうしたの?」

口調を和らげて純が聞いてくる。

「あのさぁ、右の首筋のとこ・・・赤い跡ついてる?」

私はクルリと後ろを向いて首筋を純に見せた。

「・・・・・ついてる」

純はそれだけ答えると黙ってしまう。

「どうしたの、純?」

「緋奈ちゃん・・・それってさぁ・・キスマークじゃないの?」

いきなり言われ、ピクリと身体が反応する。

「ちっ、違うよっ!!
違うってば!!」
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