ハッピーバレンタイン!!
ヒロの顔の赤さから、本気だということが伝わってくる。

「ありがとう・・・こんな私を好きになってくれて・・・
でも、少し考えさせて欲しいんだ。私、今は気が動転しちゃって・・」

「お、俺・・いつまでも待つから・・・答え出たら・・教えて」

「わかった、ありがとうヒロ」

「七緒・・・」

私はいつまでも彼に七緒と呼ばれるのが気に食わなかった。

「七緒じゃない!!
私は緋奈だよ!!」

「呼び捨てでいいのか?」

「もちろん!!
明日からは緋奈とヒロね!!」

そう言ってヒロとは別れ、家に戻った。

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