あなたと私の大切な絆
しばらく、空と話していると病室のドアがノックされた。
『はい。』
私が返事をすると、ドアが開き大輔が顔を出した。
『大輔ー!』
『なーんだ。友達来てたんだ。時間空いたから、せっかく会いに来たのに。友達いるなら俺出直すよ』
大輔はこういった。
すると、空が
『待って下さい。私用事あるんで帰るんで咲空のそばにいてあげて下さい。
あ、咲空泣かせたら私が許しませんからね(笑)』
こう、言った。
『ありがとー。咲空のことはとても大切にするよ』
空は大輔の返事を聞くと笑顔で『バイバイ。また来るね。』と言って手を振って帰って行った。