あなたと私の大切な絆
『優しい友達だな。でも、ごめんな?
俺、邪魔したよな?』

『邪魔だなんて言わないの。』

『でもさ…。』

私は『でも…。』と言う大輔を強く、強く、抱きしめた。

『友達に紹介出来たから嬉しかったよ?
ありがとう。』

『本当か?』

『当たり前じゃん。こんなに大好き何だよ?』

『俺の方が何倍も何百倍も大好きだよ。』

私達は、ちゅーをした。

ちゅーした後私は恥ずかしくなって下を向いた。

すると大輔が

『あれー、咲空、顔赤いけどどうしたの?』

と言いながら顔を覗いて来た。

『うるさいなー。照れてないもん。』

『可愛いー♡』

そう言った大輔は私をぎゅっと抱きしめてきた。

『あ、忘れてた。検査結果が出たんだ。』

『怖いなー。』

私がその一言を漏らした瞬間、大輔が私を抱きしめながら手を握ってくれた。

『大丈夫だよ。俺がいるから。』

『うん…。』

『結果は心臓が肥大したことによる発作だった。正確な病名は拡張型心筋症。』

『私…助かるの?』

『俺が、絶対助けるから。』

『うん、ありがとう。』

私は大輔に抱きついた。

大輔は私の頭を撫でてくれてた。



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