CHERISH-チェリッシュ-
同じ時間の枠の中に二人だけ。

大人なんて夕方まで迎えに来ない。


そんなことに幸せを感じ
僕は幼いながらに
ユウのことを意識していた。


意識というより独占欲もあったかもしれないけど。


ユウ。


覚えている??


僕がクローバーを見つけた時、ぎゅっと手を握り
僕とずっと一緒にいられるようにと願ったことを。


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