CHERISH-チェリッシュ-
声は夕日に染まった教室に吸い込まれていった。
あたしと龍司の通う中学は
学年ごとに1クラスしかない。
だから、あたしと龍司はずっと同じクラス。
小学校もそうだったから、同じクラスだった。
毎日、憂鬱な授業も龍司と同じ空間にいるだけで幸せだった。
あたし、ここにいるんだって、妙に実感していた。
なのに、最近は寂しい。
あたしと龍司の通う中学は
学年ごとに1クラスしかない。
だから、あたしと龍司はずっと同じクラス。
小学校もそうだったから、同じクラスだった。
毎日、憂鬱な授業も龍司と同じ空間にいるだけで幸せだった。
あたし、ここにいるんだって、妙に実感していた。
なのに、最近は寂しい。