CHERISH-チェリッシュ-
「タケちゃんと遊んでたの?」


「ううん。おばさんが
タケがいないって騒いでたから。
それで、神社に行ってみたら
木の上で寝てたから、おんぶしてんの」


彩は後ろを見ていたずら
そうに笑った。


「ほんと、タケには困ったもんだよ。彩も早く帰りなよ?
また、私が迎えに行かなくちゃいけなくなるから」


ニヤッと笑った。


「あたしは木の上で
寝ませんー!!」


「…ゆ…う…ちゃん…??」


大きな声を出してしまった
せいでタケちゃんが
起きてしまった。


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