CHERISH-チェリッシュ-
眠たい目をこすって
辺りを確認している。


そして、
彩の背中だとわかると
急に暴れ出した。


「下ろせよっ。
ガキじゃねぇんだぞ!!」


「はいはい」


彩はタケちゃんを
優しく下ろした。


タケちゃんは、真っ赤な
顔をしてる。


 もしかして、タケちゃんは
彩のこと好き…なのかな??


あたしは笑った。


目の前で真っ赤になりながら、彩につっかかるタケちゃんが
かわいくて。


「じゃあね。由羽」


「ゴリラぁ。早くこいよ~」


「っこら。
また、ゴリラとかいいやがって!!タケー!!」


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