CHERISH-チェリッシュ-
おぼんの上にある
お茶をおばあちゃんの
前に置いて、
お母さんは、おばあちゃんの横に座った。


ああ、話が長くなる。


「もう、
昔は仲良しこよしさんで二人でよく遊んでたのに」


一緒に持ってきた煎餅を
口にして話出した。


おばあちゃんも
煎餅を口にした。


「龍司くんは男の子だし、
照れ臭いのかねぇ」


「あっはっは。
龍司が!!
そんなことを、いっちょ前にする子と違うわ」


お母さんが大口を開けて
笑ってる。


僕は無言で2階へと上がった。
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