CHERISH-チェリッシュ-
由羽のいる場所へ向かう類を、恨めしそうに見つめてまた視線を課題へと落とした。
ああ、どんどん由羽が離れていってしまう。
思うようにいかない。
とくに、何か思ってるわけじゃないけど由羽ともっと親しくなりたいだけなのに…。
「龍司ー!!おまえ、数学できたよな。これ、やってくんね?」
類の叫び声は、あの由羽の席から。
由羽と目が合った。
胸が高鳴る。
「………。
それくらい、自分でやれよ。」
「………………。」
やってしまった…。
後悔したってもう遅い。
類たちは、僕から視線を反らし数学に取り組んでいる。
思ったそばからこれか。
もう、自分で自分が嫌だ。
ああ、どんどん由羽が離れていってしまう。
思うようにいかない。
とくに、何か思ってるわけじゃないけど由羽ともっと親しくなりたいだけなのに…。
「龍司ー!!おまえ、数学できたよな。これ、やってくんね?」
類の叫び声は、あの由羽の席から。
由羽と目が合った。
胸が高鳴る。
「………。
それくらい、自分でやれよ。」
「………………。」
やってしまった…。
後悔したってもう遅い。
類たちは、僕から視線を反らし数学に取り組んでいる。
思ったそばからこれか。
もう、自分で自分が嫌だ。