長い夜の甘い罠【完】


私は思わず男の手首を掴み制止させれば、捲られていたスカートを元へと戻す。


「下着が見えたら不満?」

「まぁな。場所も考えず襲っちまった時はすまん。先に謝っておく」

「なっなっ、何言ってっ」

「ほら、行くぞ」


男は相変わらず颯爽としながら玄関へと向かって歩いて行く。

この…変態!

私は男に見られないのを良い事に、広い背中へと向かって舌を出した。


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