長い夜の甘い罠【完】
六、遊ぶ男の存在
次の日の土曜日。
今朝から何もする事がなく、朝起きてリビングのソファーでごろごろ寝転がりテレビを見る始末。
いつもなら、男の部屋で過ごし、いいえ、ベッドの上で過ごすって言った方が良いわね。
身体を重ねては、何か食べてまた身体を重ねてと繋がっている事が多いのよね。
最初は凄く嫌で、どんなイケメンだろうとも凄く嫌で、夜が長くて辛かった。
慣れって怖い事をつい最近知った。
あれだけ嫌だった長い夜も、今ではもう身体は快感を覚えてか脳裏とは裏腹に喜んだり…。