星屑チョコレート【短】
あぁ、もう……
「本当にムカつく……」
「あ、さすがに怒っちゃいました?」
バツが悪そうな橋本君のヘラリとした笑顔を、今すぐに壊してやりたくて…
「うわっ……!」
彼のネクタイをグッと掴んで、強引に引き寄せる。
「えっと……繭さん?」
甘い物は嫌い。
チョコもバレンタインも、この世から消えてしまえばいい。
だけど…
「えっ!?ちょっ、繭さん!?」
このムカつく笑顔はどうしてだか嫌いにはなれなくて、とりあえずこのめげない男にキスでもしてやろうかと、ゆっくりと顔を近付けながら瞼を閉じた――…。
END.
「本当にムカつく……」
「あ、さすがに怒っちゃいました?」
バツが悪そうな橋本君のヘラリとした笑顔を、今すぐに壊してやりたくて…
「うわっ……!」
彼のネクタイをグッと掴んで、強引に引き寄せる。
「えっと……繭さん?」
甘い物は嫌い。
チョコもバレンタインも、この世から消えてしまえばいい。
だけど…
「えっ!?ちょっ、繭さん!?」
このムカつく笑顔はどうしてだか嫌いにはなれなくて、とりあえずこのめげない男にキスでもしてやろうかと、ゆっくりと顔を近付けながら瞼を閉じた――…。
END.